津田塾大学ソーシャルメディアセンターの企画、「メディア4 Youth」。前回に続いて、NPO法人演劇百貨店の柏木陽さんと一緒。
・前回のこと
メディア4 Youth 2011 第1回・メディア4 Youthについて
津田塾大学ソーシャル・メディア・センターとサバイバルネット・ライフ(DV被害の女性や子どものための支援団体)、ダルク女性ハウス(薬物依存者の回復 施設)、アウト・オブ・フレーム(映像表現を通して新たな生き方や社会のあり方を模索する団体)等のNPOとの恊働で行う、子どものための表現プロジェクト。
・これまでのメディア4 Youthのことは下記のページに。
メディア4 Youth第1回メディア4 Youth第2回『おどるカメラ、旅するカメラ』参加人数がどんどん増えている。前回よりさらに多い。少なくとも40人はいる。
そして赤ちゃんから60代まで、年齢層もバックグラウンドも幅広い。
今回は、アートプロジェクトコーディネーターの菊地由紀子さんも初参加。
恒例の、みんなでランチからスタート。
初めて参加する子どもはまだちょっと不安そうな表情。リピーターの子たちはすっかり馴染んでて、元気いっぱい。
5〜6人ずつのグループに分かれて、1グループごとに2台のデジカメを持って、津田塾大学の敷地内で思い思いに撮影。小雨が降ったり止んだりする中、それでも子どもたちも大人たちも、あちこちで夢中になって撮影。最初はカメラに興味を示さず、ひたすらダンゴムシを集めていた女の子(ダンゴムシ姫とあだ名がついた)も、いつのまにかしっかりカメラを構えている。
部屋に戻って、たくさん撮った写真をグループごとにパソコンで見る。素敵なショット、面白いショットがたくさん。その中から、グループごとに、3枚だけ、写真を選ぶ。
選んだ写真をプリントアウト。おやつの時間を挟んで、各グループが選んだ3枚を発表。「わー!可愛い!」、「面白いねー。」という写真から、いったい何故それを?という不思議な写真まで、いい具合にバリエーション豊か。
選んだ3枚を、他のグループと交換。もらった写真を見ながら、今度はそれにキャプション、言葉をつける。そして、なんとなく、その3枚から思い浮かんだお話を考えてみる。
メインの会場として使っている交流館という建物は、小さなチャペルもある2階建て。その建物の中に、写真と言葉やお話しの書かれた紙を、グループごとに好きな場所に展示する。展示の仕方もみんなでそれぞれに工夫。階段の横に、下から上に、小さい女の子が大きく成長するお話を展示したり、チャペルの入り口から祭壇までインスタレーション的に展示したり、ガラス窓の向こうの景色を借景にしてみたり。
最後はみんなでそれを鑑賞。ポストイットに感想やコメントを書いて、それぞれの展示の周りに貼っていく。そのポストイットも展示の一部みたいになっていく。直接言うのはちょっと照れくさいことや勇気のいることも、これだと少し素直に、ちょっと楽に書ける。ちょっとだけ距離を置いて、でも、決して気持ちが離れてるのでもない、ゆるやかなつながり。そういえば、ここまで本格的にグループでなんかやるのはここでは初めてかも。そういうことができるようになった、ということなのかなあ。なんだか少し感慨深い。
今回も、ランチの時やおやつの時に、サバイバルネット・ライフ代表の仲村久代さんから、いろいろな子どもたちの背景を聞いた。小さなサバイバーたちは、日々いろんなことがありながらも、必死に生きているということを、いつもそうした話から知る。そして、その子どもや母親たちを身体をはって守っている久代さんやスタッフの人たち。いろいろな事情があるのは、もちろん、ダルクも同様に。去年初めて会った時、とても挑戦的で鋭い眼差しで大人を見ていた5才だった女の子は、すっかり表情がやわらかく明るくなった。あの時は、まだとても警戒していたんだな。でも、今は手をつないだりもできる。
栃木に帰っていくライフのメンバーのバスを見送る。昨年からずっと参加しているSちゃんとHちゃん姉妹、しばらく会えないと思うとちょっと寂しい。元気でいて欲しい。
柏木さんと私の登板は、今回はここまでだけど、この続きを、新井英夫さんや他のアーティストの人たちがどんな風につないでいくのか、楽しみだなあ。時間あったら遊びに来よう。